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S銀行9億円横領事件は滋賀銀行9億円横領事件・・・奥村彰子と山県元治と愛憎の物語

2017年8月18日(金) 19時00分~19時56分放送の爆報!THE フライデー【実録ミステリー&あの美女は今大追跡SP!】にて、実録!S銀行・9億円横領事件が放送される事がわかった。

かつて日本中を驚かせた史上最悪の横領事件として実録!S銀行・9億円横領事件が特集される。
この事件は、滋賀銀行9億円横領事件のことだ。[

9億円というと、今の価値に換算するとなんと30億円もの金額になるのだ。

S銀行9億円横領事件こと滋賀銀行9億円横領事件の概要を改めて振り返ってみたい。

S銀行9億円横領事件は滋賀銀行9億円横領事件・・・奥村彰子と山県元治と愛憎の物語

S銀行・9億円横領事件こと滋賀銀行9億円横領事件の事件概要からまとめる。

かつて日本中を驚かせた史上最悪の横領事件として、日本中を震撼させた滋賀銀行横領事件。
なんと、奥村彰子は山県元治に7年間に渡って9億円もの金を貢ぎ続けていたのだ。

そこにあったのは奥村彰子の驚愕の横領手口と驚くべき犯罪テクニック。そして、女性と10歳年下のヒモ男との愛憎劇があった。

【S銀行9億円横領事件・事件概要】

事件は1973年10月21日に奥村彰子が逮捕された事から事件が明るみになる。
奥村彰子は当時42歳のベテラン行員だった。

奥村彰子はなんと同年2月までの6年間で、およそ1300回にわたって史上空前の9億円の金を着服、横領していたのだ。しかも驚くべきことに、その金額のほとんどは、奥村彰子の10歳年下のタクシー運転手の山県元治(32歳)に貢がれていたのだ。

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奥村彰子の経歴

【氏名】奥村彰子
【生年月日】1930年12月生まれ
【年齢】逮捕当時42歳
【学歴】市立堀川高女卒業
【出身】大阪府北河内郡
3人姉妹の末っ子として誕生した奥村彰子は、大阪府からその後、京都市左京区に一家で移り住む。

当初は始めに編入した高校を7月で中退している。
なんと、驚くべきことに中退の理由は母親が愛人を作って出ていったために男性不信になり、奥村彰子の男女共学に猛反対したのだ。

そして、その年の12月に滋賀銀行の京都支店に入行する。

プライベートでは高校中退の理由にもなった母親が相変わらず男女交際の事になると口を出してきたせいもあり、お見合いなどをするものの、結婚となると全く話しが進まなかったようなのだ。

一方で、滋賀銀行での仕事ぶりは非常に真面目そのもの。「男性には負けたくない」そんな思いが彼女を仕事に向かわせていたようだ。同時に、仕事でうまくいなかないプライベートから目を背けていたのかもしれない。

貢がれたヒモ男の山県元治の経歴

【氏名】山県元治
【生年月日】1940年生まれ
【年齢】逮捕当時32歳
【学歴】中学卒業後、豊浦高校に受験失敗後、、定時制の商業高校に通う
【出身】朝鮮生まれ

山県元治は、七男五女の五男坊で、父親は警察官をしていた。

中学を卒業すると豊浦高校に受験失敗。ガラス店で住みこみで働きながら、定時制の商業高校に通い始めるが、この頃友人に誘われて競艇をするようになった。

山県元治は絵に描いたようなヒモ男の素質があった。
彼には歌手になるという夢があった。この当時では珍しく、鼻を整形手術するなどして歌声喫茶で歌うなど女性にはかなりモテていた。

滋賀銀行9億円横領事件・・ヒモ男と自分に自身のない女が出会ってしまう

当時、滋賀銀行の行員として、プライベートはイマイチながら仕事では周囲から信頼されていた。

当時は今と違い30をすぎた女性が独身というのは、どこか肩身が狭い思いをしていた。周囲の男性からも相手にされなくなる時代だった。

そんな彼女が、偶然が重なり、天性のヒモ男の山県元治と出会ってしまうのだ。
奥村彰子が35歳、山県元治が25歳の頃だった。

1965年、奥村彰子には交際していた男性がいた。

しかし、その彼氏と奥村彰子は喧嘩をしてひどく落ち込んでいたのだ。
職場の飲み会でお酒が入ってしまったせいもあり、帰りのタクシーの中で、深くにも涙を流していた。

その、たまたま拾ったタクシーの運転手が山県元治だったのだ。
女性の扱いになれていた山県元治は、優しく涙を流す奥村彰子に話しかけたのだ。

見知らぬ二人はタクシーという密室で深く話し込んだ。
山県元治は、聞き上手だったのだろう。モテる優男の術を知っていたのだ。

どうせ会うこともないからと思ったのか、普段は奥手だった奥村彰子の方から「酔ってかえると母がうるさいから」とそのままドライブをしたいと京都市内を30分ほど走っていた。

奥村彰子は、またどこかでこのドライバーと会いたい、そう思いながらも自分に自身の無かった、奥村彰子は自分が務める滋賀銀行とは違う銀行の名前を告げてタクシーを降りたのだ。

その後、奥村彰子は滋賀銀行山科支店の普通預金を担当する科に異動になっていた。

奥村彰子は一晩の不思議な体験を心にしまって山科支店に異動していった。

もしかしてあの時の彰子さんでは?バスの中でまたも偶然の再開を果たす二人

1966年の春、奥村彰子は何ら代わり映えのしない毎日を送っていた。

周囲の人間は真面目で堅物な銀行員。
平和だけど退屈な日々だった。

そんな時、奥村彰子は突然バスの中で男性から話しかけられるのだ。

「あの時の彰子さんではないですか」

すっかり忘れていた男性の顔も、その優しい声でタクシーの運転手だと思いだしたのだ。

山県元治は、琵琶湖競艇の帰りで、負けてきたとのことだった。山県は奥村をお茶に誘い、京阪三条南口の喫茶店で話しこんだ。

25歳のギャンブル好きの若者と35歳の仕事一筋の女性。
男は必死に女性の気を弾くように大げさな話しをし、女もそれを別世界の物語として楽しんでいた。

自分の周囲の男性にはまってくいない破天荒な山県元治の魅力にすっかりハマってしまったのだ。

山県の話はこのようなものだった。

○小遣いがたくさんあるのでギャンブルで負けても平気
○兄は下関で大きな商売をやっている

山県はギャンブル好きだけど、金にも困っていなさそうだし、兄弟は事業家。自分の銀行のキャンペーン期間だったこともあって預金をして欲しいと奥村彰子は山県元治に頼み込んだのだ。

奥村彰子は、この日以降に数回山県元治に電話をする。

しかし、山県元治は預金して欲しいと言われてもそんな金はある訳がない。それに、大人の女性が自分みたいな金もない男など相手にするわけがないと、度々断っていた。

そんな、若い男の態度に30を過ぎた女の心に火をつけてしまったのだ。
結局、二人は交際に発展する。

山県は奥村彰子にとってラストチャンス、どうしてもつなぎとめて起きたかった

山県元治はまだ25歳、遊びたい盛でギャンブル好き。仕事も長続きしないがオシャレで歌が上手い優男。

一方で、奥村彰子は真面目で仕事しか取柄がない独身の女性。

奥村彰子にとっては年齢的にも山県元治が結婚へのラストチャンスだと思っていた。

滋賀銀行の預金を横領して貢ぐ女、ギャンブルで遊ぶヒモ男

山県元治のタカリは始めは少額の金額だった。

「ボート(競艇)をやる金がいる」

年下のかわいい彼氏がお小遣いをおねだりしている。始めはそんな軽い気持ちだった。

この時は、日本史上まれに見る個人で9億円横領など、誰が想像しただろうか。

始めは5000円、1万円となんとか銀行員であれば返って来なくてもやりくりができるレベルだった。

しかし、次第に山県元治の要求はどんどんとエスカレートしていく。
金額はどんどんと高額になり、奥村彰子はなんと家族の預金に手を付けてしまうようになる。

山県は奥村彰子から搾取した金で中古自動車んのコロナを購入するなど、次第にやりたい放題になっていった。

それでも奥村彰子は、仕事もろくにせずにやりたい放題の山県元治に対して愛想をつかすどころか、どんどんとのめり込んでいくようになっていった。

最初の被害者は奥村彰子に好意を抱いていた定年退職した男性だった

滋賀銀行の普通預金係から定期預金通知預金係に異動になっていた奥村彰子。

この頃、奥村彰子はバス会社を定年退職した木村(仮名)と知り合う。
木村は奥村彰子本人がみても誰がみても奥村彰子に好意を抱いていた。

奥村彰子が定期預金のパンフレットで説明をすると、すぐに木村(仮名)は100万円の小切手を届けたのだ。

奥村彰子は預金の証書と印鑑を渡そうとしたが、木村は受け取らずに奥村彰子に預けたままだった。

奥村彰子は山県元治の気を引こうとしたのか、デート中に木村の話をしたのだ。

山県が食いついたのは奥村彰子へ好意を抱く男性の存在ではなくて、定期預金として預けた100万円の小切手だった。

「100万か。その金なんとかならんか。穴埋めは必ずする。アッちゃん頼むよ」

流石に、奥村彰子もこの時はやっていいことと悪いことの区別がついていたので即座に断っている。

しかし、奥村彰子は山県元治のおねだりに断りきれなくなってしまうのだ。

「いい車がある。買いたいんや。木村さんの金、なんとかならんか。必ず返すし、ちょっと貸してくれ。40万円でええから」
滋賀県の近江八幡市へドライブに行った時、立ち寄った中古車センターでそうおねだりしてきたのだ。

金で繋がっている。

心のどこかでわかっていながら、一回りも年下の彼氏を引き止めるために、ついに奥村彰子は木村の預金に手を付けてしまう。

11月8日、奥村は木村(仮名)の定期を偽造証書で中途解約し、100万円を引き出してしまうのだ。

奥村彰子の気を引きたい木村はその後も高額を預金、山県元治の気を引きたい奥村は横領を重ねる

この時点ですでに、山県をゴールとする奇病な金の流れが出来てしまうのだ。

若い奥村彰子の気を引きたい定年退職した木村(仮名)は、せっせと預金を重ねる。
預金額を増やして彼氏に貢ぎたい奥村彰子はなんと、木村に思わせぶりな態度でその気があるように振る舞う。
年下のヒモ男をつなぎとめたい奥村彰子は山県元治に木村から預かった金を横領して貢続けるていたのだ。

その年の暮にも木村は70万円を預金。奥村彰子はその都度、その気のあるそぶりで木村に預金をしてもらっていた。

そして翌年の5月、遂に奥村彰子と木村は一線を超えてしまう。
山県がこれに足してい、イラツイた素振りを一瞬見せたものの、やめろとは言ってくれなかった。

結局木村は計1240万円の金を奥村に預け、それらはすべて山県へと流れることになった。

奥村彰子の驚愕の横領手口と驚くべき犯罪テクニック

山県の要求はエスカレートするばかり、しかし、木村の預金もすでにそこをついていた。

もはや銀行の金に手をつけるしかない。

1968年1月、相変わらず山県の要求は続いていた
仕事始めの日、山県は銀行に電話をかけてきて20万円を要求。この頃にはすでにKさんのお金も底をついており、要求分を捻出するところなどどこにもなかった。
困り果てた奥村は銀行の金に手をつけようかと迷い始める。そんな時、自分の預かっていた定期預金元票から20万円1年定期を見つけ、ついに預金証書を偽造した。あとは支店長とその代理の職印が必要だったが、油紙を使って転写、20万円をだましとった。

1度タブーを犯すと罪の意識も薄れたのか、奥村は犯行を重ねた。その手口も次第に大胆になっていく。定期の中途解約では追いつかなくなり、架空名義を作り上げて100万単位で引き出し始めた。
1972年10月には定期・通知預金事務決済者を任されるが、このことも拍車をかけることとなった。

結局、奥村彰子は計9億円を横領することとなった。

アンビリバボーではその驚愕の手口や事の顛末を余すところなく特集される。
放送を楽しみに待ちたい。