1996年11月、キャンプ場の出来事だった。 北村弁護士の相棒上野監察医の事件簿が金スマで放送される。

キャンプ場付近をながれる川で女性の水死体が発見された。

駆けつけた警察は事件と事故の双方から捜査されたもののすぐに事故として処理された。

そして、一年後弁護士とともに上野の元を訪れたのは両親だった・・・

娘はあいつにやられた・・・第一発見者の夫が怪しい

娘の両親は夫を疑っていた。

夫の供述によれば、年に数回キャンプに行くのが二人の楽しみだった。

夫婦には子供がいなかったために、二人の時間を大切にしたという。

しかし、夫の供述には不審な点があった。

○季節ハズレの平日のキャンプ場
○深夜に一人で散歩にいく
○妻が川に浮いていたのに、夫は助けに行かずに管理人を呼びにいった。

⇒第三者に現場を証言させる可能性もあった?

大学で解剖が行われるが事故によるものとされる

被害者の女性には額に大きなキズ、さらに顔全体に擦過傷があった。

これは、額のキズは脚を滑らせたときに出来たもの。さらに擦過傷も川を流れている間についたもの。

そう、法医学者は判断した。

しかし、夫はなんと嫁に二社から合計二億円の保険金をかけていたのだ。

ご家族は大金の保険金に加入したことを知らなかったのだ。

実は、不審に思ったのは別の理由もあった。

被害者の娘さんはなんと、両親に借金の申し込みをしてた。
夫は保険をかけるどころか、町工場の経営に四苦八苦してたというのだ。

その負債額は・・なんと数億円。

保険会社は、あまりにも不審な点が多いということで支払いを拒否していたのだ。

夫は、なんと驚きの行動にでる。

夫は嫁の二億円の保険金の支払いをかえけて裁判をおこしていた

なんと、夫は保険金の支払いを求めて裁判を起こしていたのだ。

法医学者の上野の元を訪れた弁護士は、保険金会社の顧問弁護士と両親だったのだ。

争点となったのは、被害者の奥さんは本当に事故だったのか・・

どうして夫は、会社の経営が火の車だったのに、多額の保険金を被害者の嫁にかけたのか?

保険金を支払わない理由を上野医師は法廷で証言した。

上野は静かに語りだした。

「彼女の死因は第三者による殺人です」

○司法解剖の結果は川辺に脚を滑らせて額に頭をぶつけた ⇒ 脳震盪を起こして川に倒れ込んで顔が水面に使って浅瀬でも溺死してしまった。

しかし、上野の見立ては違った。

通常脳震盪を起こすと何かしらの症状が残るはずだった。
解剖所見によると、嘔吐や脳の腫れなどの所見が出るはず。

その症状が全く残ってなかった。

上野の見立てによると、額をキズを負ったあとに、浅瀬に顔を押し付けられたと証言していたのだ。

さらに、顔の擦過傷も第三者に顔を押し付けられたときのキズだと証言したのだ。

被害者の顔のキズは赤かった。

生きているときに出来たキズと、亡くなった後に出来たキズは全く違うのだ。
生きているときは生活反応被害者にはしっかりと残っていたのだ。

その赤いキズこそが生きて浅瀬に顔を押し付けられた時に出来たキズの証明だったのだ。

であるならば・・一体、犯人は誰なのか?

被害者に残されたもう一つの重大なメッセージがあった!

これが事件だとすると、犯人は誰なのか?

上野医師が推測するに、遺体の所見からして、犯人は左利きだと証言したのだ。

被害者の額のキズは左から右に斜めに残っていた。
さらに、正面からキズを与えられるということは・・相当な信頼関係があるものとされたのだ。

警察はこの裁判を受けて再捜査を開始。結局、夫は自らその犯行を警察に自供したのだった。

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