干物店「八八ひもの」の社長の清水高子さんの事件で逮捕された肥田公明に死刑判決が下った。

この事件は、事件のあまりの非道さと、裁判員制度、さらに死刑制度、事件の凶器も見つからず肥田公明は一貫して犯行を否定するなど様々な現在の裁判制度の問題点が複雑にからみあった事件として静岡地裁支部の判決が注目されていた。

さらに、凶器が見つからないなど物証が乏しいなかで、、事件と被告を結びつける直接的な証拠がない中、検察側は状況証拠を積み重ね「被告が犯人であると強く推認させる」と、推認と状況証拠がないなかでの難しい判断を静岡地裁は下した。

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肥田公明の事件の非道さと判決の難しさ・・

実は今年に入って死刑制度そのものへの風当たりは非常に強いものになっている。

とくに、肥田公明が逮捕だれた様な重大事案が対象となるだけに被害者やそのご家族の心情をもっと酌むべきだとの意見も多い。
逆に冤罪や国際的な流れからも逆行しているとう反対意見もある。

まずは、肥田公明の事件を簡単に振り返ってみよう。

2012年12月19日 午前8時30分頃、伊東市八幡野の「八八ひものセンター」で、出勤してきた従業員から「男女2人が倒れいている」と消防に通報

現場の状況から、警察は事件と断定し、伊東署に捜査本部を設置

翌年の2013年6月4日 伊東署捜査本部は、元従業員で無職の肥田公明を逮捕した。

刑法

(強盗致死傷)
第二百四十条  強盗が、人を負傷させたときは無期又は六年以上の懲役に処し、死亡させたときは死刑又は無期懲役に処する。

(殺人)
第百九十九条  人を殺した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。

(窃盗)
第二百三十五条  他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

(死体損壊等)
第百九十条  死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。

(住居侵入等)
第百三十条  正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。
ここに文字や画像をいれてね

これだけの罪と、被害者が二名であまりにも身勝手な犯行ということで事件はセンセーショナルにマスコミも連日に渡って報道した。

しかし、元従業員の肥田公明が逮捕された事で、世間の記憶からは薄れていく事件だった。

司法制度や死刑制度反対、賛成双方の意見を持つ団体や関係者からは非常に注目された裁判となる、

推認と重ねての死刑判決に問題は?

実は死刑制度そのものへの反対意見が一部の団体から強くあがっている。

その理由そしては
●違憲性に基づく廃止論
●誤審冤罪に基づく廃止論
●刑罰一貫性に基づく廃止論
●人権尊重に基づく廃止論
●国際的潮流に基づく廃止論

そして当然のように存続の意見もある
●一般予防に基づく存置論
●世論支持に基づく存置論
●被害者・遺族感情に基づく存置論
●代替刑未設置に基づく存置論
●司法制度問題に基づく存置論

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肥田公明は当初から一貫して無罪を主張

この事件では肥田被告は「すべて間違いです。カネも取っていないし、殺害もしていません」と起訴内容を全面否認し、無罪を主張していた。

検察側は冒頭陳述で、「犯行当日に干物店に長時間滞在した上、被告のトレーナーや車の背もたれに、社長のものと矛盾しないDNA型の血液が付着していた」と指摘。また、犯行当日には預金口座の残高が約5千円と経済的に困窮していたにもかかわらず、事件翌日に強盗被害に遭った金額とほぼ同額を入手していたことを明らかにした。

肥田公明の供述ははじめから一貫して否認を続けいる。

さらに凶器などの有力な直接証拠も見つかっていないために非常に難しい判断になった。

結局、裁判所は検察側は肥田被告の車の目撃証言など、100点を超える状況証拠を積み上げて立証を支持した判決となった。

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