ロス疑惑からわずか五年後、海外でおきた保険金殺人事件。この事件の解決に上野正彦が立ち上がった。

上野正彦さんは2万体以上の死体を検死し死の真相をあぶり出す監察医だった。
これまでの事件の中で一番の難事件といってもいいこの事件。

果たして上野正彦監察医はどう事件解決に向かったのだろか?

警察は海外保険金殺人 7500万円の行方は?二人のあやし男が

外国を舞台にした保険金殺人事件としてマスコミがこの事件を報道。

報道は日に日に過熱していった。
そんな中、二人の怪しい男が浮上していた。

1人は芸能関係者のA

実行犯は住所不定無職の風雷簿T

執行半の風来坊のTは完全に犯行を否定。警察の取り調べに対しても「証拠を出せの一点張りだった。」

これにより警察は上野医師に捜査強力を依頼したのだ。

「先生・・秘密の暴露を見つけて欲しい」
真犯人しか知り得ない事実を見つけて欲しいと依頼したのだ。

上野医師は敢えて警察の見立てを聞かないで調査に当たる。
上野本人の検証結果と合致した場合、より信頼性が高まると考えたのだ。

しかし・・・捜査資料はとても少なかった。

ハンマーでの殺傷と足を持って海に投げ入れた。
その二点が立証出来るかが大きなポイントだった。

凶器となったハンマーは間違いなく凶器と断定した。

ただ、傷の位置が不可解だった。
傷の位置から考えると被害者の男性は四つん這いの状態で殴られたと考えられた。

さらに現場に残されたTの字の形の血痕。これはあまりにも不自然だった。

謎はそれだけではなかった

どうして足を持って海に投げ入れたのか?

上野医師は「生きている人間はウソをつく」
ご遺体は「ウソを付かない」

実は、この不自然なTの字の血痕から上野医師は海外保険金殺人 7500万円とフィリピンで起きた闇の真実を見出すことになる!

上野の見立ては証言通り・・・足を持って海に落としている。
実は事件当日、被害者を騙して、密売の手引をして欲しいと依頼する。

そして、フィリピンの海岸で目印になるように、堤防で腰を落として目印を振るように指示。

上野さんの見立て通り、被害者は加害者よりも低い位置でハンマーで殴打した。

しかし、ここで予想外の事が起こる。被害者は殴打された影響で大きく痙攣した。痙攣によって殴打された場所から大きく移動してしまったのだ。

仕方なく、加害者は足を持って背中をこすりながら海に落とした。
この時に血痕はT字に、そして背中にはそのかすり傷が出来てしまったのだ。

結局、これによって共犯者の供述を裏付ける事で裁判で有罪に持ち込むことが出来たのだ。

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